絶景が沢山ある積丹半島。その絶景は自然遺産に登録されるほどです。
そして、絶景の一つ、「積丹ブルー」という言葉を聞いたことはありますか?海が荒れやすい日本海では珍しい海の美しさは奇跡とも思える程です。
また、パワースポットとして有名な神威岬の伝説や歴史、さらには絶景の楽しみ方を徹底解説していきます。
神威岬とは?
札幌から小樽市を越えた先にある積丹町。ここ積丹町に神威岬はあります。
「積丹ブルー」と呼ばれるほどの海の美しさは、北海道では唯一、積丹の海は海中公園に指定されてるほど。
そして、神威岬の「カムイ」は、アイヌ語で「神」という意味からきています。岬の先までの険しい道のりを歩きながら岬と海の生み出す絶景には感動します。
神威岬の伝説に迫る
そんな神威岬の絶景には、はるか昔からの歴史や伝説が隠されています。
神威岬の先まで歩く整備された散策路は、「チャレンカの小道」と呼ばれています。この「チャレンカ」という少女が神威岬の伝説に深くかかわっているのです。
岩となったチャレンカ
散策路の名前にもなっている「チャレンカ」は、神威岬の先端から見れる神威岩に関係しています。そして、この伝説は源義経との恋の物語から生まれたものです。
源義経は兄の頼朝から逃れるため、北へどんどん逃げるうちに北海道にたどり着き身を隠していました。そして、隠れていた先の娘がチャレンカだったのです。
北海道の地でチャレンカと恋に落ちた義経でしたが、兄の頼朝に生きていることが知られてしまい、兄から逃れるためにチャレンカには何も告げず、逃げてしまいます。
義経がいなくなったことを知り、チャレンカは義経を探しにたどり着いた先が神威岬でした。やっとの思いで岬にたどり着いたときには次の目的地へと船で移動を始めていて、船がほとんど見えなくなっていたのです。
義経がいなくなった悲しみから絶望したチャレンカは岬から身を投げ、その体は神威岩になったと伝えられています。そして、その後神威岬の近くではおかしなことが頻繁におきてしまいます。
参考 https://tabizine.jp/2017/09/16/148351/
女人禁制
チャレンカが岩となった神威岩は、自然にはできないシルエットをした岩になっています。
チャレンカは海に身を投げる時に、「和人の船、婦女を乗せてここを過ぐればすなわち覆沈せん」という言葉を残していて、その後女性を乗せた船が神威岩の近くを通ると必ず転覆してしまいました。
チャレンカの嫉妬心が船を転覆させたとして、神威岬の付近を女性が立ち寄れないように女人禁制としたのです。
同じ女性に嫉妬したチャレンカの想いが船を転覆させてしまった、というほど義経と真剣な恋をしていたんですね。その気持ちを想像するととても悲しい気持ちになり、岬から見る景色もまた変わってきます。
積丹ブルー
神威岬のパワースポットと言われる理由の一つに「積丹ブルー」と呼ばれるエメラルドグリーンの海の美しさがあります。
海が荒れやすい日本海にある神威岬ですが、夏になると穏やかな海になり、水の透明度が増します。
そして、エメラルドグリーンに見えるのは、浅瀬に海藻が少ないためです。
海には海藻が多いイメージがありますが、積丹の海では「キタムラサキウニ」というウニが育っていく海藻を食べていくため、積丹の海には海藻がほとんどありません。
海藻がなく、透明度の高い水に太陽の光が反射することで美しいエメラルドグリーンの海になっているのです。
神威岬には、心を癒すために訪れる人が沢山います。そんな癒される絶景の景色は写真だけでも美しさに感動します。
アクセス
所在地
北海道積丹郡積丹町神岬
駐車場
無料(300台)
アクセス
札幌中心部から約2時間20分
問い合わせ
0135-44-3715
公式サイト
https://www.kanko-shakotan.jp/spot/神威岬/
まとめ
写真でも美しさを感じられる神威岬の絶景は、実際に行くと写真の何倍もの美しさに圧倒されます。
少女の悲しさと海の美しさが合わさって、寂しさと同時に心が洗われるような絶景に癒されます。
自然遺産に登録されるほどの絶景をあなた自身の目で見てみませんか。
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