ムーミン好きにはたまらない、ムーミンの世界観をそのまま再現したムーミンバレーパーク。ここでは、ペットも一緒に楽しめるのを知っていますか?
実際に行ってみると、ペットを連れて散歩がてら楽しんでいる方が多くいらっしゃいます。
そして、誰もが楽しめるようにガイドラインや注意点があるのですが、それが意外と細かいんです。
そこで今回は、ペットと一緒に楽しめるムーミンバレーパークのマナーや注意点を紹介していきます。ガイドラインに沿った解説も要チェックです。
ムーミンバレーパークはペット同伴で入場可能
多くのペットを飼っている方が散歩を兼ねて遊びにくるムーミンバレーパークですが、最初はペット同伴ができるのか分からなかったようです。
ペット同伴が決まった際には、このような文章が公式サイトに掲載されました。
多くのご質問を頂いておりました、「ペット同伴」についてですが、
決定いたしましたので、お知らせいたします。
「メッツァビレッジはペット同伴でご入場いただけます。」
飼い主の方は、ほかのお客さまに十分ご注意いただき、ペットと一緒にメッツァビレッジでのひとときをお楽しみください。
https://metsa-hanno.com/event/751/
「十分ご注意いただき」という言葉が飼い主からすると「うちの子は大丈夫なのかな?」と不安になりますよね。
ガイドラインはどんな内容?
ここからは、ガイドラインに沿って、注意点やマナーを解説していきます。まず、ガイドラインの内容は以下の通り。
- メッツァビレッジはペット同伴で入場可能
- 敷地内へ入場の際は、リードは必ず付けて安全のためできるだけ短く持つ
- 施設内に入場する場合は、必ずケースに入れる
(ケースに入らない大きさは入場不可) - 盲導犬・聴導犬・介助犬は入店可能
- ペットの糞は各自でご処理をして持ち帰る
マーキングした場合は水で洗い流す。
ほとんどはペットを連れていく際のマナーと変わりませんが、施設内への入場にはケースを準備する必要があります。そして、ペットと一緒に行動できる場所が限られているのもちょっと難しい部分があります。
ムーミンバレーパークでの注意点
ガイドラインに加え、ムーミンバレーパークでは注意点もあります。
ムーミンバレーパーク、ペットOKだけど色々決まりが…
— あき@ (@aki_beam) March 27, 2019
モモは無理かも
ペットの性格によっては、行きたいけど諦めてしまう方も多いようです。
でも、ペットと一緒に楽しみたい!という方は、注意点をクリアすれば大丈夫!ペットと一緒に行けるかどうかの判断材料にもしてみてください。
狂犬病予防注射及び混合ワクチン等の予防接種をしていない、現在伝染性の病気にかかっているペットは入場不可
まず1つ目はワクチンを打っているか、伝染性の病気がないかどうかです。
ほとんどの犬は予防注射を受けていますが、中にはけいれんを引き起こしてしまうために、狂犬病の予防接種は免除されているという犬もいます。
もし、予防接種を受けないまま入場して、他の人やペットに噛みついてしまったら大変です。
噛まれた人が狂犬病に感染してしまえば、噛まれた人は死に至る恐ろしい病気です。50年近く狂犬病になった人はいないので、危険性を考えていない飼い主もいます。
ですが、万が一の場合を想定し、狂犬病、混合ワクチンの予防接種をしていないペットは入場ができません。
お利口なペットでも絶対大丈夫という保証はありません。ペットと自分の身を守るためにも受けていないワクチンがあればペットを連れていくのはやめましょう。
来場時のペットの状態によっては、ご入場を断ることがある
ペットの健康状態や興奮度合いから入場を断られる場合があります。
体調が悪く、病気になっていれば、他のペットに移してしまう場合もあるかもしれません。
そして、興奮していれば、他の人やペットを噛んでしまう可能性もあります。来場している人たちが安全に楽しめるように、入場できないこともあるのです。
ペットの体調が第一です。もし体調が悪そうならお家で休ませてあげてくださいね。
施設に入る時は必ずケースに入れる・ケースに入らないペットは入場不可
施設内の屋外はリードを付けていれば大丈夫ですが、ケースにペットが入っていなければ施設内へは入れません。
そして、レストランでは、ペットと一緒に店内へは入れないので要注意です。
ペットと一緒がいい方はテラス席のご利用を
敷地内への入場時は必ずリードを付ける
ほとんどの方はお散歩や外出するときにリードを付けています。
しかし、中には「うちの子は絶対大丈夫!」とリードを付けないで散歩する方もいます。
普段はいい子でも、初めての場所では怯えてしまったり、興奮してしまうペットもいます。
ペットとの信頼関係はあっても、ペットが感情で行動してしまう可能性もあります。どんなにいい子でも何が起こるか分かりません。
小さい子供やいろんな人が遊びに来る場所です。絶対大丈夫ということは言い切れないので、必ずリードを付けましょう。
そして、リードを短く持ってペットの身も守ってあげてください。
猛犬や危険な動物は入場不可
公式サイトには明確な記載はありませんが、パーク側から猛犬、危険な動物と判断された場合には入場ができません。
土佐犬や秋田犬、ドーベルマンなどの犬種を危険犬種として扱う国や県があります。
もし、自分のペットが危険とみなされる可能性があるなら、入場できず嫌な思いする前にペットと楽しめる他の施設へ行くのもいいかもしれませんね。
イベント開催中にペットが吠えたりした場合は退場させることがある
他のお客さんのことを考えた上での注意点です。
もし、イベント開催中にペットが吠えてイベントを妨害してしまえば、他のイベントを楽しんでいる来場者に迷惑をかけてしまいます。
イベント開催中にペットを連れて来場される際は、他のお客さんに迷惑が掛からないように、おやつを持っていくなど、ペットの気を引けるものを持っていきましょう。大好きなおやつなら夢中になってくれるはずです。
入場不可の場所も
ペットと楽しめることで魅力的なムーミンバレーパークには入場ができない場所があります。
- ムーミンバレーパークの店内
- アトラクションの中
- エンマの劇場ショーエリア
上記の3か所はリードを付けていても、ケースに入れていても入場ができません。
ムーミンバレーパークに行くまでのメッツァビレッジではケースに入っていればペットは入場可能のようです。しかし、ムーミンバレーパークの店内はペットと一緒に入店はできません。
店内に入れないペットに待っててもらうリードフックが4か所ほど用意されています。
- 始まりの店
- コケムス
- 海のオーケストラ号付近
- おさびし山
リードフックがあるのは嬉しいのですが、数に限りがあります。
また、ペットが寂しくならないように、そして安全に待っててもらうためには、ご家族の誰かと一緒に待っててもらうのがいいかもしれませんね。
ペットと一緒に楽しむためのマナー
ペットと一緒にムーミンバレーパークを楽しむためのマナーがあります。どれも飼い主とペットを守るためのマナーです。今後もペットと一緒に楽しめる施設にするために守っていきましょう。
ペットの糞は飼い主が処理し、持ち帰る
散歩がてらのおでかけになるので、糞をする場面があるります。ほとんどの飼い主は糞をしっかり処理していますが、中にはそのままにしてしまう人もいます。
普段の散歩でも糞は処理するのは当たり前ですが、施設内のごみ箱などに捨てないようにしましょう。糞を処理して持ち帰るところまでがマナーになります。
そして、ムーミンバレーパークは誰もが楽しめる施設です。ペットが入場できるありがたい施設なので、今後もペットと一緒に楽しめるように糞の処理はしっかりとしましょう。
他の人の迷惑にならないように、しっかりマナーを守っていきたいですね。
ペットがマーキングした場所は水で洗い流す
こちらもお散歩がてらのおでかけなので、マーキングをすることもあります。
飼い主側からすると、またマーキングした、という程度ですが、ペットが苦手な方からすれば悪臭になります。
他のお客さんが不快に思わないように水で洗い流して臭いを消しましょう。何も用意していないときに限ってマーキングをするので、水を入れたペットボトルを準備しておくといいですね。
ペットとお出かけの時の飲み水、そして、おしっこを流すこともできるこのグッズは優れものです。市販のペットボトルを付けて使えます。
お客同士のトラブルは各自で解決を!
ムーミンバレーパーク、メッツァビレッジともに、お客様同士のトラブルには責任を負いません。
なにかペットのことでトラブルが起きても、全て自己責任になってしまいます。
ついつい「うちの子はいい子」と安心してしまう飼い主は多いですが、トラブルが起きてからでは遅いです。
トラブルを防ぐために、注意点やマナーを守ってペットと楽しみましょう。
ペットが苦手な人、ペットアレルギーの人などに配慮する
いろんな方が訪れるムーミンバレーパークには、ペットが苦手だったり、アレルギーを持っている方もいます。
犬が苦手すぎて避けたという方がいるのも事実です。
アレルギーがあることで入園を諦めてしまう方もいます。よくムーミンバレーパークを調べてくる方はペットがいることを知ってくる方がほとんどでしょう。
しかし、もしかしたら「楽しそうだから来たらペットがいた」と嫌な思いをしてしまう方もいるかもしれません。
せっかく遊びに来たんですから、嫌な思いをお互いしないように、ペットが苦手な方、アレルギーの方がいたら近づかずに離れるようにしましょう。
ベンチや椅子、テーブルの上にペットを乗せない
飼い主側からすると、ペットも家族だから椅子に一緒に座らせたい方もいるでしょう。
しかし、これは飼い主側の想いなので、ペットを飼っていない方からするとペットの毛を見つけてしまったら不潔だと思ってしまう方もいます。
施設内のテーブルや椅子は食事を楽しむために設置されているものが多いので、他の方への配慮も忘れないようにしましょう。
来園している人すべてが楽しめるように、他の人の立場に立って考えるようにしたいですね。
ほかのペットや人に噛み付かないよう注意する
絶対に起こしたくないトラブルの1つです。
小さいお子さんをはじめ、いろんな人が遊びに来る場所です。ペットからしたら気に入らない他のペットや人がいるかもしれません。
もし、ペットが噛みついてしまったら飼い主の責任です。誰かを襲ったり噛みついてしまわないように、リードを短く持ちましょう。
大切なペットを守るためにもしっかりとリードを付けてお散歩を楽しみましょう。
アクセス
営業時間
10:00~20:00
所在地
埼玉県飯能市宮沢327-6 メッツァ
入場料
【入園チケット】大人(中学生以上)1,500円、子ども(4歳以上中学生以下)1,000円
【ワンデーパス】大人(中学生以上)2,800円、子ども(4歳以上中学生以下)1,800円
駐車場
平日 無料(2020年3月31日まで)、土日祝 1,500円
アクセス
飯能駅からバスで13分
狭山日高インターチェンジから県道262号線経由5.4km
公式サイト
https://metsa-hanno.com/
まとめ
いかがでしたでしょうか。ここでペットと一緒にムーミンバレーパークを楽しむためのおさらいです。
・万が一のことを考えた対策を
・自分達だけではなく他の来場者も楽しめる配慮を
・ルールやマナーはしっかり守る
・ガイドラインや注意点をしっかり守る
・「うちの子は大丈夫」と安心しきらないように
散歩やおでかけするときのマナーがほとんどですが、ケースにペットを入れるなど、決まりが多い面もあります。
しかし、これは誰もが楽しめる環境づくりのためです。ムーミンバレーパークは来場者全員が楽しめる施設なので、しっかりルールやマナーを守って楽しい思い出を作ってくださいね。